CFOって何をする人なの?「最高財務責任者」CFOについて紹介

CFOって何をする人なの?「最高財務責任者」CFOについて紹介

[記事更新日]

Facebook にシェア
Pocket

CFOって何をする人なの?「最高財務責任者」CFOについて紹介

CFOって何をする人なの? 「最高財務責任者」CFOについて紹介

日本ではまだ聞きなれない言葉ですが、企業を経営していくうえで非常に大切なポジションのひとつに、「CFO」というものがあります。企業の財務に関する責任を担う立場のことですが、その役割は経理や財務管理にかかわるものだけではありません。
ここでは、今後その役割が企業経営においてより重要になっていくと言われている「CFO」について紹介します。


<PR>
丸2日かかっていた業務をわずか3時間まで圧縮!業務を5分の1まで圧縮する「業務自動化」のノウハウがつまったE-BOOKを無料配布中!
「業務自動化ソフトと クラウドコンピューティングの普及により 経理3.0の時代が到来する?」


 

CFOとは

CFOとは、「Chief Financial Officer」の頭文字をとったもので、「最高財務責任者」のことを指します。企業における財務戦略の立案、執行をおこなう責任者です。

企業を経営するうえで、財務戦略は欠かせません。近年進むグローバル化に伴って、日本国内の経営環境も大きく変化している傾向にあります。時価会計(金融商品を時価で評価し損益を処理すること)、連結会計(親会社と子会社をひとつの会社とみなして経営成績を報告する会計処理のこと)、キャッシュフロー会計(現金の増減を一会計期間で計算すること)など、企業は財務管理の透明性を求められています。また、経営指標の決定の際には欧米機関の投資家を中心にした株主の意見が重視されるという時代になったのです。そのため日本の企業も国内における企業価値を向上させるとともに、世界基準に沿った透明な財務管理をおこなわなければいけなくなりました。財務戦略をいかに経営戦略に盛り込むかが、企業の成功のカギを握っていると言っても過言ではありません。
そのような会社経営の肝とも言える企業財務のトップであるCFOは、欧米ではCEO(最高経営責任者)と同様にその地位が確立されています。

「最高財務責任者」という名前のとおりCFOは企業財務の責任者になるわけですが、単純に財務のエキスパートであればいいというものではありません。欧米では、財務以外にも「営業」「管理」「システム」など、さまざまな分野で働いていたビジネスマンが、CEOへの足掛かりとしてCFOで力を発揮するケースが多く、優秀なCFOになるにはいろいろなジャンルに精通している必要があるとも言えます。日本ではまだまだ財務畑出身者以外のCFOが多くありません。しかし欧米における事例を鑑みて、日本CFO協会は経理財務に携わっていないビジネスマンが将来CFO、そしてCEOとして活躍できるよう指導をおこなうなど、教育体系の構築を図っています。

以上がCFOの概要です。まだ日本では馴染みのない言葉で、CEOやCOOなどの立場と混同してしまうかもしれません。次項でCEOとCOOの概要を説明し、CFO、CEO、COOがどのように違うのかについて紹介します。

「CFO」と「CEO」、「COO」の違い

企業の中には、アルファベット3文字を使った役職がいくつかあります。前項にも登場したCEOはじめ、今回紹介しているCFO、そして「COO」。この3つの立場が混同してしまわないように、CEO、COOの概要を説明することで、CFOとの違いを明らかにしておきましょう。

【CEO】
CEOとは、前項でも少し出てきましたが、「Chief Executive Officer」の頭文字を取ったもので、「最高経営責任者」のことを指します。
もともとアメリカの会社組織で使われていた役職で、日本の企業におけるCEOの役割は企業によりさまざまです。本来の役割は「経営方針、経営戦略の決定をおこなう業務執行役員のトップで、企業の最終責任者」となります。最高経営責任者という日本語訳から「社長」や「代表取締役」と混同されることが多いですが、実際は別物です。日本の会社法には「CEO」という名前に関する規定は存在せず、CEOという肩書には法律上の代表権がありません(日本の会社法における代表権保持者は取締役、もしくは代表取締役)。そのため大体の場合、日本では社長や代表取締役がCEOという肩書を名乗ることが多くなります。しかし、それは社内での呼び名に過ぎません。
有名なCEOとしては、アメリカアップル社の故スティーブ・ジョブズ氏などが挙げられます。

【COO】
COOとは、「Chief Operating Officer」の頭文字を取ったもので、「最高執行責任者」のことを指します。
CEOが決定を下した経営方針や経営戦略の執行をおこなう役員のひとりです。アメリカでは、会社の会長がCEO、社長がCOOを兼務するというケースが多いです。または、CEOがCOOを兼務するということも多く見られます。日本の企業においては、社長がCEOを名乗り、副社長がCOOの立場にあるということが多い傾向です。CEOに次ぐナンバー2の立場にあると考えればわかりやすいのではないでしょうか。
有名なCOOとしては、アメリカアップル社のティム・クック氏がいます(スティーブ・ジョブズが病気になった後、CEOに就任)。

以上がCEOとCOOの概要と役割です。次項でCFOの役割について詳しく紹介します。

CFOの役割

前項で、CEOとCOOの役割を紹介しました。端的に言えばCEOがトップ、COOがナンバー2ということになりますが、CFOもその役割の重要性から、COOと並ぶほどの地位を確立しつつあります。

かつては財務におけるコストの管理などをおこなう、いわゆる「財務部長」のような立場にあったCFOですが、現在ではその役割が大きく変わってきています。経営や企業の成長のための経営戦略や財務戦略の立案・執行など、いろいろな役割を担わなくてはいけなくなりました。つまりCFOは今後、単なる財務部長にとどまらず、企業経営の根幹を担う、経営陣の一人としての責任を負っていかなくてはいけないということです。

企業内において大きな責任を負うことになるCFOですが、より良いCFOになるには、いったいどのような意識を持って業務に携わればいいのでしょうか。
CFOは前述のとおり企業の成功のカギを握る経営陣のひとりです。単純に税務会計をして利益の計算や法人税の計算をおこなえばいいというわけにはいきません。経理や事業戦略、広報部門と一体化して、企業の成長に向けた提言や発案などをおこなっていく必要があります。また、企業側も、CFOにそのような業務に携われる権限を与えるなどする必要があると言えるでしょう。
また、欧米企業で多く見られるような、経営管理、経理、財務部門が一体となってCFOを支えるという組織形態を作らなくてはいけません。そしてCFOがその3部門を管理していくことで、各部門とCFOがそれぞれ力を発揮し、業務効果を最大限まで発揮することができるようになるのです。
上記の3部門は企業内において意思決定をおこなえる権限の大きな部門です。しかし社長や取締役などが直接管理することは容易ではありません。CFOが間に入ることで、経営者と各部門との橋渡しになり、企業経営がより効果的かつスムーズにおこなえるようになります。

つまりCFOの役割は、財務管理から始まって、各部門の管理、そしてそれらを考慮したうえで経営戦略に関して経営者に提言するというものに至るまで、多岐にわたるということになります。

そんな役割や責任の重大なCFOになるためにはどのようなことが必要なのでしょうか。次項で、CFOになるために必要な資質や経験をご紹介します。

CFOになるには

ここまで説明してきたとおり、CFOの役割は広範にわたります。財務の最高責任者ですから、もちろん経理や財務管理、マーケティングに関する知識や経験も必要です。しかしそれだけではいけません。
目の前に並ぶ数字をただの数字として、赤字黒字で計算するだけはいけないからです。その数字にいったいどのような意味があるのか分析し、その数字がどのようにして経営戦略に活かせるかどうかを考える必要があります。そのためには財務以外の企業内の仕事についても把握し、いろいろな知識、経験を培っておくべきであると言えるでしょう。また、グローバル化に伴い海外企業と活動をすることが多くなる昨今、ネイティブスピーカーと会話・取引ができるくらいの英語力も必要になってきます。そうなると語学力以外にコミュニケーション能力も大切になりますし、いろいろな部門を管理するという立場上、管理・指揮するマネジメント能力も欠かすことができなくなると言えそうです。

また、企業のトップに経営戦略の提言をするという役割を担うCFOは、経営陣の一角であり、企業全体に関する意思決定権を持っているわけですから、経営者としての視点も必要になります。迅速に経営に関する判断をおこなう能力や、企業全体を俯瞰的に見渡す意識を持たなくてはいけません。つまりリーダーシップも、CFOに必要な資質であると言えるでしょう。
CFOになるにはいろいろな経験や知識、ノウハウなどを培う必要があるのです。

CFOになるには、必須の資格があるわけではありません。ですので、公認会計士やMBAなどの資格を持っていることがCFOになるための近道になるとも限らないのです。
しかし、持っていることで役に立つ資格や検定はあります。
次項で、CFOになる、またCFOとして働くうえで役に立つ資格や検定をご紹介します。

CFO 役立つ資格・検定

CFOの仕事に役立つ資格は以下のとおりです。

【FASS検定(経理・財務スキル検定)】
経理・財務部門の組織人員配置の最適化などを目指していた経済産業省の委託により、2005年から日本CFO協会が実施、運営している「FASS検定」。経理・財務のスキルやレベルを測定する検定です。
経理や財務部門で仕事をしている人、もしくは経理や財務部門で仕事をしようとしている人を対象にしています。試験内容は「資産分野」「決算分野」「税務分野」「資金分野」の4分野に分かれており、4分野に解答後、「オプション科目」に任意で解答することが可能です。

各分野の出題範囲の詳細は以下のとおりです。

「資産分野」
・売掛債権管理
・買掛債務管理
・在庫管理
・固定資産管理
・ソフトウェア管理 について

「決算分野」
・月次業績管理
・単体決算業務
・連結決算業務
・外部開示業務 について

「税務分野」
・税効果計算業務
・消費税申告業務
・法人税申告業務
・連結納税申告業務
・税務調査対応 について

「資金分野」
・現金出納管理
・手形管理
・有価証券管理
・債務保証管理
・貸付金管理
・借入金管理
・社債管理
・デリバティブ取引管理
・外貨取引管理
・資金管理 について

以上がFASS検定の出題範囲です。

試験結果は合否ではなく800点満点の総合点から5段階評価されます。受験料は1万円で、試験自体は90分(オプション科目に解答する場合は+30分)です。

【CFO資格認定】
CFO資格認定は4つのジャンルに分けられており、いずれのジャンルの資格認定を受けるにしても、日本CFO協会に入会していることが前提条件となっています。資格を取得しても日本CFO協会を退会することで資格は失効されますので注意が必要です。

CFO資格認定4つのジャンルについて紹介しましょう。

「MBAコース ジェネラルCFO」
MBAのファイナンスコースの知識を持っていることを証明する資格です。認定要件は、会計専門職大学院、ファイナンス専門大学院など、日本CFO協会が認めた経営財務分野の大学院過程の修了になります。
資格名の表記:ジェネラルCFO

「国際コース グローバルCFO」
グローバル企業の企業財務に必要となる知識を多分に見つけていることを証明する資格になります。認定要件は、米国CTP(2011年をもって日本国内での試験実施終了)、米国CPA、米国CMAの合格です。
資格名の表記:グローバルCFO

「上級コース プロフェッショナルCFO」
企業財務に関する広範な問題・課題を解決することができる知識やノウハウを身につけていることを証明するための資格です。経済産業省の「地域金融人材育成システム」に準拠しています。認定要件は、プロフェッショナルCFO資格認定試験の合格です。
資格名の表記:プロフェッショナルCFO

「基本コース スタンダードCFO」
経済産業省の「経理・財務サービス・スキルスタンダード」に準拠している資格認定です。前述の「FASS検定」レベルA取得で認定されます。
資格名:スタンダードCFO

以上がCFOに役立つ資格、検定です。ここで紹介した資格、検定はあくまで役に立つというものなので、取得すれば必ずCFOになれるというものではありません。注意してください。

CFOって何をする人なの? 「最高財務責任者」CFOについて紹介

日本ではまだまだその役職や名前が浸透していないCFOですが、今後企業経営をしていくうえで重要なポジションになっていくことは間違いありません。CFOを目指すのであればそのことを覚悟して業務に携わり、また企業側もCFOが円滑に仕事できるように体系を整えることが必要であると言えるでしょう。

CFOの役割についてより詳しく知りたいという方は以下のサイトを参考にしてみてください。

https://www.cloudpayment.co.jp/service/mikata/ebook/ebook04.pdf

ebookダウンロード
ebookダウンロード
PAGE TOP