生まれ変わったビジネスモデル~サブスクリプションがアメリカで成功している理由 | Cloud Payment 公式ブログ

生まれ変わったビジネスモデル~サブスクリプションがアメリカで成功している理由

[記事更新日]

Share on Facebook
Pocket

~海外サブスクリプションサービス紹介ブログ vol.2~
Image of three business people working at meeting
昔からあるビジネスモデルをリメイクして使う。そうして生まれた、サブスクリプションがここ4ー5年、アメリカ企業の業績を飛躍的に伸ばしています。そのあまりに著しい伸び方は「サブスクリプションエコノミー」と題され、様々な経済、経営関連のリサーチ企業がその動向に注目しているところです。

アメリカで盛り上がっている企業は、Adobe、Amazon、Shoedazzle、Birchboxなど、さまざまな業界で取り入れられています。

最近では、アメリカだけでなく日本でも、Sakelife、Glossyboxなどの新しいサブスクリプション型のビジネスが増えてきて注目されています。

サブスクリプションビジネスとは?

サブスクリプションと聞くと難しく硬いイメージがありますが、実際は簡単で、
いわゆる定期購読システムのことです。お客様に、年間・または月々一定の金額をもらってサービスを提供します。昔からあるものとしては、新聞や雑誌の購読などが代表例です。昔からある販売方法なのに、なぜ今になって盛り上がってきているのでしょうか。

一体何がどう生まれ変わり業績を伸ばすカギとなっているのか?

ここではAdobeを例にとってご説明します。

サブスクリプションビジネス事例:Adobe

Adobeは、言わずと知れたフォトショップを含むクリエイティブクラウドのことです。DTPはもとよりWebデザインや映像デザインには欠かせないソフトウェアを作っている企業です。この手のソフトウェアのみを開発・販売している企業としては、世界最大級です。

80年代後半からソフトの販売を始めたAdobeはまずヘビーユーザー、基本的にはデザイナー向けのものを開発。フォトショップやイラストレーターなどは当時としてはかなり高価な値段で売られてきました。またある一時期からは「クリエイティブスイート」として、いくつかのソフトがパッケージになった物が主力となり、さらにインターネットの発展と共に、ウェブ開発ソフトや映像ソフトなどにも力をいれ、ユーザーの購買層を広げてきました。素人では手が出せないソフト、その高級感がAdobeの魅力のひとつでした。

Adobeが戦略を変えた?!

そのAdobeが2012年夏から、ソフトの販売をサブスクリプションベースに変更しました。月々一定の料金を払えば誰でもソフトをダウンロードできる。それもパッケージで買う必要性がなくなり、1つでも(例えば、フォトショップのみ)利用可能。年間契約が推奨されていますが、月単位での契約が可能です。

『すでにパッケージとして成功している物を、あえてバラバラにしさらに月額契約で売る。』

業界のだれもが驚いた改革を実行したAdobeですが、このサブスクリプションベースへの移行がきっかけとして、20%を上回る新規顧客(ほぼソフトユーザーであると予想されています)の獲得に成功しました。全体のサブスクリプション顧客数はいまでも伸び続け、移行当初の2012年に20万件ほどだった顧客数は2014年度第2四半期で、230万件に達しています(Adobe2014年度第2四半期決済プレスリリースより<http://www.adobe.com/jp/news-room/news/201406/20140618_Q2Earnings.html>)。

さらにクラウドでソフトを提供した結果、顧客の正確な使用状況がわかり以前から改善することの1つに上がっていた、「的確なアップグレード」が素早く実行できるようになりました。ヘビーユーザーにとっては大変ありがたいサービスですね。

Adobe成功の理由

Adobeが成功した作戦は、新規ユーザーにむけての「お試し感」をつくること。たとえば月々5,000円を12ヶ月間支払うのと、一括で6万円を支払うのは金額にしたら同じですが、はじめてAdobeを使うユーザーにとっては5,000円なら「使ってみようかな」というきっかけが生まれます。Adobeのような「高い、でもいい」と言われている物ならなおさらです。

さらにAdobeはこうして獲得した新規ソフトユーザーの使用状況を分析。その要望に基づいた簡易版ソフトを開発して割安価格で提供する事により、「お試し」から「年間契約」へと導いています。

また、こうしたビジネスモデルが普及すると複雑になりがちな課金体系についても、それを解決するための新たなクラウドサービスなどがどんどん生まれています。弊社で開発された継続請求管理クラウド「経理のミカタ」もその一つです。

ビジネスを成功させる鍵とは

生まれ変わったサブスクリプションで見えてくるモノは、
購買意識の変化と幅広いユーザーの要望です。

David Wadhwaniさん(SVP and GM of Adobe’s digital media division)のサブスクリプション移行後のコメントに
「われわれは箱に入ったソフトにこだわり、箱の外のことがまったく見えていなかった。」とありました。

この言葉が、「固定概念にとらわれず、視点を広く持つことによって新しいサービスが生まれてくるということ」を意味しています。

サブスクリプションが成功している企業は、本当にいいものだけを厳選してさらに改善し、注目を集め多くの人に使ってもらっています。それが業績の伸びと成功への鍵につなげています。

ebookダウンロード
ebookダウンロード
PAGE TOP